『御文』のこころ―蓮如上人からの手紙―
B6判
136頁
廣瀬 惺 著
978-4-8341-0606-0
1,320円(税込)
500年以上もの間、民衆の暮らしの中で拝読され、親しまれてきた蓮如上人の『御文』。
今もなお、念仏に生きる生活を培い、人々の宗教心を育み続ける、この力ある手紙に込められた上人のこころをたずねる。「末代無智」、「白骨」など、『真宗大谷派勤行集』(赤本)収載の4通を含む代表的な御文8通の意訳と、あじわいをつづる一冊。
目次
一 蓮如上人と『御文』(一)
二 蓮如上人と『御文』(二)
三 御同朋として
四 生涯の課題
五 誓願の心
六 心を開く
七 獲信と利益
八 はじめに名号あり
九 教えの根本
十 報恩講のこころ
十一 白骨の御文
十二 願に生きる
著者プロフィール
廣瀬 惺(ひろせ・しずか)
1946(昭和21)年、岐阜県に生まれる。大谷大学卒業。
元同朋大学教授。現在は大垣教区第九組妙輪寺住職。
著書は『本願の仏道』(文栄堂)、『『浄土文類聚鈔』に学ぶ』、『「顕浄土真実行文類」講讃』、『阿弥陀経に学ぶ』(東本願寺出版)など。