念仏者の世界―歎異抄に聞く(二) 同朋選書33
B6判
292頁
宗 正元 著
978-4-8341-0341-0
1,320円(税込)
「『真宗』ということは私どもの人生の根源が決まることです。本当にかけがえのない人生として、確立していく。定まってくる。そういう大事な道を開いてきた、それが南無阿弥陀仏の伝統なんだと」(本文より)
本書は『同朋選書24 大悲に生きる―歎異抄に聞く』の続編。
念仏の教えに縁を結ばれるようになっても、なかなか確信が持てない私たち。『歎異抄』をとおして、「念仏のみ」と教えてくださる親鸞聖人の教えに深く耳を傾け、私たちが今日の時代を生きていく道を学ぶ。
目次
第一講
一 真宗の救い
二 凡夫の身に目覚める
三 自身の声を聞く
四 信心の生活
第二講
一 南無阿弥陀仏の道
二 道理を背いて
三 愚者になりて
四 願心に応える
第三講
一 阿弥陀の精神
二 智慧と慈悲
三 真実の主体
四 呼応する心
第四講
一 宗教心を問う
二 回向成就
三 業縁に動かされて
四 一味平等の世界
あとがき