悲の海は深く
四六判
172頁
高 史明 著
978-4-8341-0346-5
1,540円(税込)
さまざまな職業を経て作家となり、ひとり息子を亡くされて浄土真宗の教えに帰依していく著者の折々の思いが克明に描かれた渾身の一著。深く重い人間中心の知恵(人知)の闇を破り、生死の矛盾を超えて仏の教えと親鸞聖人の信心を語り明かす。浄土真宗の入門書としても、座右の書としても読んでいただきたい一冊。
目次
第一章 人知の闇
一 佐世保の海
二 報恩のこころ
三 助けてくださいでは、助からない
四 「私」の根っこに潜むもの
五 弥陀をたのむこころ
第二章 親鸞聖人の信心
一 「末法五濁」の世界
二 生を忘れた私たち
三 飯茶碗一杯に何粒の米があるか
四 真実の信心
五 言葉の知恵の根っこ
第三章 阿弥陀の大地
一 『教行信証』を開く
二 阿闍世の救い
三 法のはたらき
四 『歎異抄』との出会い
五 心と身、まるごとの往生
六 世のなか安穏なれ
あとがき