浄土真宗の葬儀 | 東本願寺出版
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浄土真宗の葬儀

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A5判  160頁 
竹中智秀 著 
978-4-8341-0594-0
1,540円(税込) 

浄土真宗における“葬儀”とは一体なにか。
枕勤めから納棺、通夜、葬儀、埋葬、中陰、そして年忌法要まで。形式化・習俗化の一途をたどる葬送儀礼の一つひとつの本来の意味を確かめ、真宗門徒が本願念仏の教えに出あう場であった「浄土真宗の葬儀」の回復を願う、葬儀執行者必読の一冊。

※本書は『真宗と習俗を考える学習会 浄土真宗の葬儀』(福井教区発行)に語句の整理等を加え、改めて発行したものです。
※儀式作法の手引書ではありません。

目次

はじめに
問題提起 ①②③
一、葬儀のかたち
 お内仏を回復する/枕勤め/おかみそり/湯灌/納棺/荘厳/通夜/葬儀
二、葬儀の習俗と真宗の葬儀
 火葬と土葬/中陰/念仏者の死によう/路念仏/正信偈と和讃/如来の家族になる/同一念仏の化生/共同体信仰に抗して/「白骨の御文」を読む意味
三、追善の仏事と報恩の仏事
 十五仏事/忌み事/精進潔斎/先祖崇拝/報恩講/念仏相続/法義相続
四、真宗の教学と葬送儀礼
 葬送儀礼の仏事/同朋会運動/法主と門主/檀家制度/血統信仰/新宗憲の意義/民族・国家を越えて出会う/体失往生と不体失往生/実体化された浄土/
 如来回向の真宗/本願を疑う心/本願を信じる信心/心に浄土が開かれる
五、二尊教と一尊教
 【質問①】/二尊教と一尊教/「南無阿弥陀仏」の三義/教主と救主
六、法主との関係の中の住職なのか
 門首との関係の中の住職なのか/【質問②】/法主と門首
七、仏教は自覚教
 仏教は自覚教/自利利他円満/菩薩の死を克服する/本願念仏の仏法
発刊によせて
講義時配布資料
あとがき

著者プロフィール

竹中智秀(たけなか・ちしゅう)



1932(昭和7)年、兵庫県市川町に生まれる。1959年大谷専修学院卒業。1966年大阪教区定久寺に入寺。大谷専修学院指導、同学院主事を経て、1988年同学院長に就任。2006年10月8日逝去。
著書に『浄土真宗の儀式の源流―『法事讃』を読む―』、法話CD『宗祖としての親鸞聖人に遇う』(以上、東本願寺出版)、『竹中智秀選集』全8巻、『『教行信証』講義―阿弥陀の本願をあきらかにする―』全3巻(以上、樹心社)など。

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