蓮如上人と現代 付 拾塵記
A5判
330頁
教学研究所 編
978-4-8341-0254-8
6,600円(税込)
御文・相伝義書・中世日本史・現代市民社会の研究テーマをまとめた蓮如論集。
蓮如上人の子息・実悟著『拾塵記』の解説も付し、上人像を深く探る。
目次
第一冊
緒言
序
Ⅰ
蓮如上人の教学の基本性格 西田真因
阿弥陀仏のすがた―お文の御勧化― 一樂典次
蓮如教学の再発見―真宗再興の背景― 柴田秀昭
相伝教学における回向観
―蓮如上人を継承せんとする教学が意味するもの―
高柳正裕
Ⅱ
蓮如の「信」―往生浄土の信とは何か― 川尻文昭
仏教の教説としての「王法と仏法」
―龍樹の二諦説を手がかりとして― 竹橋 太
蓮如上人による本尊・影像授与の意味 三本昌之
Ⅲ
真宗教団論序説
―蓮如上人の教団形成に学ぶ― 渡邉晃純
蓮如の労働観―後生の一大事と労働― 林 弘幹
差別とアイデンティティ 生實 修
資料 蓮如上人に関する論文等一覧
第二冊
凡例
解題・解説
『拾塵記』
〔原文翻刻〕
蓮如上人事
御建立寺々事
〔読み下し・語注・囲み記事〕
蓮如上人の事
御建立寺々の事
人物紹介・寺院紹介
蓮如上人略系図
蓮如上人足跡図
蓮如上人・実悟略年譜