2017年安居本講 『蓮如上人御一代記聞書』試論
A5判
276頁
大桑 齊 著
978-4-8341-0563-6
4,000円(税別)
2017年安居本講講録
大桑 齊 略歴
嗣講。1937(昭和12)年、石川県に生まれる。1960(昭和35)年、金沢大学法文学部史学科卒業。1967(昭和42)年、大谷大学大学院博士課程仏教文化専攻満期退学。1969(昭和44)年、大谷大学文学部助手。1984(昭和59)年、大谷大学文学部教授。1985(昭和60)年、大谷大学図書館長。1999(平成11)年、大谷大学大学院研究科長。2003(平成15)年、大谷大学名誉教授。金沢教区第八組善福寺前住職。専門は日本近世思想史。著書は『蓮如上人遺徳記読解』、『蓮如上人の王法』(以上、東本願寺出版)、『教如─東本願寺への道』、『戦国期宗教思想史と蓮如』、『日本仏教の近世』、『日本近世の思想と仏教』(以上、法藏館)、『近世の王権と仏教』(思文閣出版)、『民衆仏教思想史論』(ぺりかん社)、『近世仏教治国論の史料と研究』(共編著、清文堂出版)など。
目次
開講の辞
総説 『蓮如上人御一代記聞書』とは
序論1 『蓮如上人御一代記聞書』の出現
序論2 需要と研究―いかに読まれたか―
本論Ⅰ 弥陀回向の信心
本論Ⅱ 信心者の〈たしなみ〉
本論Ⅲ 仏の方からの救済
本論Ⅳ 無我と仏物
本論Ⅴ 聖なる言葉を語る権者
本論Ⅵ 仏法世間関係論
本論Ⅶ 信心・聴聞・寄合・談合・報謝―一人性・関係性と贈与
終章 近現代における展開