2017年安居次講 『後世物語聞書』聴記
A5判
188頁
木越 康 著
978-4-8341-0564-3
3,500円(税別)
2017年安居次講講録
木越 康 略歴
擬講。1963(昭和38)年、米国・カリフォルニア生まれ。1981(昭和56)年、大谷大学文学部真宗学科卒業。1990(平成2)年、大谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士後期課程満期退学。1992(平成4)年、私学研修福祉会国内研修修了(東京大学)。2013(平成25)年、大谷大学文学部教授。2014(平成26)年、大谷大学教育・学生支援担当副学長。2016(平成28)年、大谷大学学長。金沢教区第十一組光專寺衆徒。専門は真宗学。著書は『ボランティアは親鸞の教えに反するのか─他力理解の相克─』、『仏教とキリスト教の対話』Ⅰ~Ⅲ(共著)(以上、法藏館)、『揺れ動く死と生─宗教と合理性のはざまで』(共著・晃洋書房)、『キリシタンが見た真宗』(共著・東本願寺出版)、『正像末和讃を読む─悲泣にはじまる仏道─』(真宗大谷派大阪教区)など。
目次
開講の辞
第一章 『後世物語聞書』の諸問題
底本について
著者について
成立年について
第二章 本文読解
序文
一 あさましき無智の者の念仏
二 浄土門は劣れるか
三 三心と念仏
四 虚仮の念仏・真実の念仏
五 「わるきこころね」の念仏
六 「けがれたる念仏」
七 三心の大意
八 三心は「そらに」具足するか
九 三心相続への不審
資料編