法事をつとめる 真宗生活入門講座4
新書判
104頁
池田勇諦 著
978-4-8341-0166-9
330円(税込)
法事をつとめるとはどのようなことなのかを、「生者」「死者」の問題をふまえながら明らかにしていく。
年忌の法事が勤まるとき、ふつうは「生者→死者」という、生きている者が死者に対し施しを行うものと考える。しかし、浄土真宗においては逆で、生きている私たちが亡き人から聞いていくこを大事とする。
そのような姿で勤まる法事は、先祖崇拝や追善供養の法事ではなく、亡くなられた方を諸仏としていただく法事となる。
法事を本来の御仏事として回復すべきことを著者は強く語りかける。
目次
法要に会う
生者と使者
生者→死者(自力回向)
死者→生者(他力回向)
真を宗とする
祖先崇拝教
遺産を崇拝
聞くということ
祖先崇拝は迷信
息子さんをなくした奥さん
「弔う」ということ
本当の問題が見つかる
親鸞聖人の祖先観
諸仏
法事をつとめる
「安らかにお眠りください」とは
真実に目覚めよ
陀羅(阿呆)
真と偽の際
底が抜ける