原発震災と私たち―いのちを奪う原発② 真宗ブックレット13
A5判
168頁
978-4-8341-0533-9
1,100円(税込)
2011年3月の福島第一原発事故によって、あらためて私たちは人知の闇の深さをつきつけられることとなった。
事故によって露呈した原発の問題性をあらためて見つめ、被ばくがもたらす悲しみ・痛みが映し出す人間と国家のありかたを問い直す一冊。
目次
プロローグ どこに立つのか 藤井学昭
囲み資料 原爆五十周年記念非核非戦法要メッセージ 藤元正樹
福島で今、起こっていることは、日本社会の縮図である 中下大樹
データBOX「電機の3割は原子力」というトリック
原発事故は今も終わらない 武藤類子
データBOX 電気は余っている
人々に被ばくを強要する「国際放射線防護委員会」(ICRP)の被ばく基準
―フクシマ原発事故の被ばくを考える― 振津かつみ
データBOX 畜生道としての経済構造
<インタビュー>
原子力政策と住民のいのち 村上達也
データBOX 計画停電は何のため?
<インタビュー>
なぜ、原発再稼働の動きは止まらないのか 河野太郎
データBOX 「核の平和利用」という嘘(Ⅰ)
データBOX 「核の平和利用」という嘘(Ⅱ)
データBOX 政治家たちの発言
<座談>
原発震災から問われ続けること 編集委員
囲み資料 足尾鉱毒事件と『精神界』
データBOX 核燃料サイクル図と原爆の作り方
犠牲を求める社会に念仏者として生きん 長田浩昭
資料