命終(伝道ブックス89) | 東本願寺出版

命終(伝道ブックス89)

東本願寺出版|試し読み!

ご購入はこちらから

東本願寺出版|ご購入はこちらから

お問合せは東本願寺出版まで

新書判  56頁 
蒲池勢至 著 
978-4-8341-0680-0
330円(税込) 

妻の命終をきっかけに、亡き人のゆくえを問い求めてきた著者の葛藤を克明に語る一冊。愛しさと悲しみのつのる中、中陰や毎日のお勤め、民俗学者として出会う伝承の言葉をとおして、「南無阿弥陀仏」の声の中に亡き人と出遇ってゆける、という思いに至るまでの心の変遷をつづる。

〈目次〉
はじめに/永遠の問題/お盆という行事/妻が抱えた病/介護の日々と妻の死/どうすることもできなかったという思い/死というものは何か?/妻はどこへ逝ったのか?/お浄土とは――/「お浄土」と「私」/南無阿弥陀仏の声の中で出遇う/生き抜いていく/あとがき

〈著者プロフィール〉
蒲池勢至(がまいけ せいし)
1951年愛知県生まれ。同志社大学文学部文化学科・同朋大学文学部仏教学科卒業。博士(文学)。専攻は民俗学。元同朋大学特任教授、現在同朋大学仏教文化研究所研究顧問。真宗大谷派名古屋教区長善寺前住職。著書に『真宗と民俗信仰』(吉川弘文館)、『民衆宗教を探る 阿弥陀信仰』(慶友社)、『真宗民俗の再発見』『お盆のおはなし』(法藏館)、『真宗民俗史論』(法藏館・2014年柳田賞受賞)、『太子信仰』(編著・雄山閣)、『蓮如上人絵伝の研究』(共編著・東本願寺出版)、『探訪 真宗民俗—儀礼の伝承と現代社会』(東本願寺出版)など多数。