「セックスレスの離婚率はどのくらい?夫婦の性の不一致による離婚の割合は?解決策も知りたい!」
生涯の愛を誓い合ったものの、一緒に生活しているうちに離婚を選ぶ夫婦は少なくありません。
離婚の理由はさまざまですが、少し前から話題になっているのがセックスレスが原因の離婚です。
となると、このようなことが気になるのではないでしょうか。
- セックスレスの離婚率はどのくらい?
- セックスレスだと離婚率が高まるの?
- 性の不一致による離婚を回避する解決策は?
そこで今回は、セックスレスの離婚率や夫婦の性の不一致による離婚の割合について詳しくご紹介していきます。
また、セックスレスによる離婚を回避するための解決策もまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
セックスレスの離婚率は?セックスレスは離婚率を高める?
セックスレスの離婚率はどのくらいなのでしょうか。
セックスレスが原因で離婚した、なんて話は昔に比べて珍しくなくなってきましたよね。
いまや立派な離婚原因となるセックスレスですが、そもそもどのくらいの人がセックスレスが原因で離婚しているのでしょうか。
そこでここでは、セックスレスの離婚率についてお話ししていきます。
セックスレスは離婚率を高めるのかが気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
- セックスレスが原因の離婚率
- セックスレスは離婚率を高める?
セックスレスを原因とする離婚率
セックスレスを原因とする離婚率は、「25.2%」と言われています。
これは、20代~60代のセックスレス経験者300人に行ったアンケート調査によって出た数字です。
離婚につながる原因は、浮気やDV、性格や価値観の違いが一般的と言われています。
ですが約1/4の原因にセックスレスがあると思うと、結構多く感じますよね。
また、人に離婚理由を説明するとき、「セックスレスだから離婚しました」とはなかなか言いづらいものです。
周りには「性格の不一致で…」とごまかす人も少なくないでしょう。
セックスレスは離婚率を高めるって本当?
セックスレスは離婚率を高めるというのは本当です。
「セックスはないけど、仲がいいから離婚の心配はない」という人もいるでしょう。
確かに夫婦ともに同じ考えであれば、何も問題はないかもしれません。
しかし、夫婦どちらかがセックスレスの現状に不満を持っていれば、話は別ですし深刻な問題になります。
いくら仲が良く相性が良くても、セックスがないだけで相手に不満を覚え、離婚を考える人はたくさんいるのです。
実際に、アンケート結果でも「セックスレスが原因で離婚を考えた人」の割合は30.5%、と出ているから驚きですよね。
少なからず、セックスレスが夫婦間に影響を与えているのが分かります。
セックスレスに対しての意識の違いは「性の不一致」と言われ、「離婚原因は性の不一致だった」という人も少なくありません。
「たかがセックスがないだけで離婚なんて」と思う人もいるかもしれません。
しかし、性の不一致は今や立派な離婚原因のひとつとなるのです。
夫婦の性の不一致により離婚の割合が上がってしまうのはなぜ?
夫婦の性の不一致により離婚の割合が上がってしまうのは、一体なぜなのでしょうか。
セックスレスの離婚率は約1/4と高めです。
実態を見ると、世の中の夫婦の多くが性の不一致によって離婚していることが分かりました。
思ったよりも高い数字だと思っている人も、多いのではないでしょうか。
となると、なぜセックスレスだと離婚の割合が上がってしまうのか気になりますよね。
そこでここでは、夫婦の性の不一致により離婚の割合が上がってしまう理由をお話ししていきます。
「うちもヤバいかも」と不安に駆られた人は、ぜひ参考にしてみてください。
- コミュニケーション不足
- 相手への気遣いがない
- 相手の前で本音を言えない
- 相手を信頼できなくなる
- プライドが傷つきやすくなる
- 他の異性に気が向きやすい
そもそもコミュニケーション不足なことが多いから
そもそもセックスレスの夫婦は、コミュニケーション不足なことが多い傾向があります。
セックスは単なる欲求を解消するものではなく、愛情を確かめ合うコミュニケーションのひとつです。
しかし普段からコミュニケーションが足りていない夫婦は、自然とセックスの回数も減っていきます。
夫婦といえど、元は他人ですよね。
一緒に心地よく過ごしていくには、コミュニケーションが欠かせません。
セックスレスの夫婦はコミュニケーションが足りていないために、行動や価値観にずれが出てしまうのです。
そんな生活が何年も続けば、自然と離婚につながるのも無理はありません。
お互いに相手を気遣えていないことが多いから
セックスレスの夫婦はお互いに相手を気遣えていないことが多いため、離婚につながってしまいます。
セックスレスになる原因はさまざまですが、特に多いのが相手に対しての気遣いがなくなったことです。
たとえば、相手が大変なときに優しい言葉をかけてあげられなかったり、自分を優先することが増えるなど。
一緒にいるのに孤独を感じると、人はやりきれなくなるのです。
また、気遣いがない相手とのセックスは、ただ欲求を満たすためだけのものとなります。
セックスが終わった後もむなしさだけが残るようになり、徐々にセックスの回数が減ってしまうのです。
特に、男性に比べて女性は気持ちがないと、セックスできないという人も少なくありません。
また、お互いが自分の見た目を気にするのも気遣いのひとつと言えます。
以前に比べて体系が大きく変わったり、裸で家の中をうろうろするなど、身だしなみへの気遣いがなくなることも、セックスレスの原因です。
相手の前で本音を言えなくなるから
相手の前で本音を言えなくなるのも、セックスレスで離婚の割合が増える原因と言われています。
なぜなら、セックスは自分をさらけ出す行為だからです。
本能のままに相手と接するため、セックス後はする前よりも2人の関係性はグッと深くなりますよね。
もちろんセックスがすべてではありませんが、カップルはセックスをすることで相手との親密度を上げるのです。
セックス中や行為の後は本音も出やすく、夫婦にとっていいコミュニケーションの場となります。
セックスレスというのは、単純にこの本音をさらけ出す場がなくなった、ということになるのです。
となると深いコミュニケーションが取れずに、相手の考えていることが分からなくなります。
何を考えているか分からない人に、自分の本音を晒すのは勇気がいるからです。
自分が思っていることや相手に知ってほしいことが言えなくなり、一緒にいることが苦しくなってしまいます。
結果、「こんな辛い思いをするくらいなら」と別れを選んでしまう人も少なくありません。
相手を信頼できなくなるから
セックスレスで離婚の割合が上がってしまうのは、相手を信頼できなくなることも原因となります。
これはセックスがないことで、「もしかして相手には他に関係を持つ人がいるんじゃ?」と疑ってしまうためです。
仕事が忙しくて疲れている、EDでセックスができないなど、セックスレスの原因が自分にある場合は珍しくありません。
しかし本当の問題は、セックスができない原因をきちんと相手に伝えていないということです。
相手からすれば不信感しかなく、「もしかして浮気してる?」と不安になってしまいます。
一度不安になると、相手のやることなすこと全てが疑わしく見えるものです。
知らぬ間に相手を追い詰めてしまい、険悪な雰囲気になってしまいます。
お互いを信じられなくなると、この先も一緒に生活していくのは難しいでしょう。
お互いのプライドが傷つきやすくなるから
お互いのプライドが傷つきやすくなることも、セックスレスで離婚の割合が上がる原因です。
お互い同意の上でセックスレスなら、何の問題もありません。
問題なのは、どちらかが「セックスをしたいと思っている」のに相手はしたいと思っていないことです。
セックスがしたい方は、どうにか関係が持てるよう努力します。
良い雰囲気を作ったり、求められる人になるため自分磨きを頑張る人もいるでしょう。
それなのに断られてしまうと、「自分には魅力がないんじゃないか」とショックを受けますよね。
そもそも、たとえ夫婦であってもセックスに誘うのは勇気が必要です。
何度も断られていくうちに、気持ちが沈んで冷めてしまっても仕方ありません。
他の異性に気が向きやすくなるから
セックスレスの間は他の異性に気が向きやすくなるのも、離婚の割合が増える大きな原因です。
自分はセックスしたいのにできないためストレスがたまり、その結果、他の人に欲求が向くことは当然かもしれません。
性欲が満たされないと辛い人は少なくありません。
セックスレスが恋人同士の問題であれば、最悪別れることでセックスレスを解消できます。
しかし婚姻関係を結んだ夫婦は、そう簡単に別れられません。
性欲を満たしたいモヤモヤや愛情不足のストレスから、自然と他の異性に目が向きやすくなっています。
セックスレスによる離婚を回避するための解決策は?改善方法8選
セックスレスによる離婚を回避するための解決策には、どのようなものがあるのでしょうか。
長く一緒にいれば、多少はセックスレスになってしまうこともあるかもしれません。
でもセックスレスだからといって離婚したいわけじゃないですし、できればまた関係を持ちたいと思う人は少なくないのです。
ここでは、セックスレスによる離婚を回避するための解決策を8つご紹介していきます。
セックスレスをなんとかしたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- お互いに腹を割って話し合う
- 日常のコミュニケーションを大切にする
- セックス未満のスキンシップを増やす
- セックスのバリエーションを増やす
- セックスする場所を変える
- 女性・男性としての魅力を磨く
- 機能が気になる場合は医療機関を頼る
- 夫婦でカウンセリングを受ける
お互いに腹を割って話し合う
セックスレスを解決する場合、何より大切なのはお互いに腹を割って話し合うことです。
夫婦であれどもともと他人で自分とは別人格の人間ですよね。
何を考えているかなんて、本音で話さない限り分かりません。
そもそも相手は、今の状況をセックスレスだと思っていない可能性もあります。
「相手はこう思っているだろう」と決めつけ、話し合いを避けているうちはセックスレスは解消しません。
セックスがしたい側、セックスを拒んでいる側、どちらにしても今の自分の正直な気持ちを相手に伝えてください。
あなたたちは、お互いを支え合い助け合っていこうと誓い合った夫婦なのです。
勇気を出して本音で話せば、相手はきっとあなたの力になってくれるでしょう。
同様に相手の本音を聞いたときは、しっかりと受け止めて理解できるよう努めてあげてください。
日常の小さなコミュニケーションを大切にする
日常の小さなコミュニケーションを大切にしてみてください。
ささいなコミュニケーションの先に夫婦のセックスがあります。
具体的なコミュニケーションがこちらです。
- おはようやおやすみの挨拶をする
- 目を見て会話をする
- ささいなことでも相談して決める
- パートナーを名前で呼ぶ
どれも、「新婚のころはしてたのに、最近はしていない」というものばかりではないでしょうか。
日常の小さなコミュニケーションは、相手への好意を示すものです。
もちろん、コミュニケーションをあまりとっていないからといって関係が終わることはありません。
ですが、コミュニケーションが足りない期間が長くなればなるほど、お互いの愛情は確実に下がります。
普段からよくコミュニケーションを取っている夫婦であれば、なかなかセックスレスにはなりにくいということです。
お互いの気持ちを維持するためにも、日常の小さなコミュニケーションこそ大切にしましょう。
セックス未満のスキンシップを意識的に増やす
セックスレスを解消したいなら、セックス未満のスキンシップを意識的に増やしてください。
なぜなら普段からスキンシップを取ってない相手といきなりセックスをしようと思っても、かなり難しいからです。
セックスは最大級のスキンシップですよね。
セックス未満のスキンシップが多い夫婦になれば、自然にセックスの流れができます。
朝の見送りのときにキスをしたり、バックハグなど家にいるときはぴったりとくっつくのもおすすめです。
スキンシップが恥ずかしいという人は、まずはさりげなく相手に触れることから始めるといいでしょう。
セックスのバリエーションを増やす
セックスレスの原因がマンネリ化の場合、バリエーションを増やすのも効果的です。
いつもとは違うセックスを提案すれば、セックスレスが解消される可能性は十分にあります。
相手はあなたとのセックスに飽きているのかもしれません。
すでに結婚をして誓い合った夫婦の絆は強く、「何をしても簡単には離れていかない」と余裕になるんですね。
すると、「相手を楽しませよう」という気持ちはなくなり、セックスがマンネリ化するというわけです。
セックスのマンネリ化を止めるためには、バリエーションを増やしてみてください。
わざわざコスプレをしたり、いつもとは違うプレイを提案してみましょう。
「セックスは楽しい」と思えるようになれば、徐々に相手からセックスに誘われるようになるはずです。
セックスする場所を変える
セックスレス解消には、場所を変えるのもかなりおすすめです。
夫婦のセックスの場所は、ほとんどが自宅ですよね。
お互い仕事が忙しかったり子どもがいると、なかなかセックスのためだけに外に出るのが難しくなります。
だからこそホテルに行くなど、思い切ってセックスの場所を変えるのは効果的なのです。
視覚や嗅覚、聴覚といった五感から入る情報を変えるだけで、気持ちの盛り上がりは大きく変わってきます。
単純に、「いつもと違う慣れていない場所」というのは、それだけでドキドキしますよね。
「なかなかセックスする気になれない」という人も、非日常空間にいれば自分の気持ちも盛り上がってくるはずです。
女性・男性としての魅力を磨く
妻なら女性としての、夫なら男性としての魅力を磨くのも大事なポイントです。
一緒に生活をして苦楽を共にしていく内にだんだんと家族になっていくのが、夫婦の良いところであり馴れ合いでもあります。
もちろん、かけがえのない確かな絆ができるのはいいことです。
ですが家族としての絆が強くなるにつれ、お互いを異性として意識しなくなっていきます。
「もう家族としか見れない」とは、セックスレスになった夫婦間でよく耳にする言葉です。
たとえば相手から異性として意識してもらえるよう、このようなことを試してみてください。
- 自信の持てる体を作る
- セクシーな下着を身につける
- いい香りをまとう
- 清潔できれいな肌を目指す
- 家の中で裸や下着姿でウロつかない
など、まずはひとつだけでも意識してみると、パートナーからの目が変わるのが実感できるでしょう。
あなたに惹かれて結婚した時点で、相手のタイプはあなたです。
少し頑張るだけで、きっとまた相手を夢中にさせられるはずなので、頑張ってくださいね。
機能に問題がある場合は医療機関を受診する
機能に問題がある場合は、医療機関を受診しましょう。
セックスレスの原因で意外に多いのが、機能に問題があるためセックスを拒否していることです。
男性であればED、女性であればなかなか濡れなくて痛いなど、セックスしたくても問題があってできないこともあります。
デリケートな問題だからこそ、なかなかパートナーにも言えませんよね。
そのため1人で抱え込んでしまう人が多いのですが、自分の力だけで解決するのは難しいことです。
悪化する前に医療機関を受診しましょう。
女性の場合は婦人科へ、男性のEDは泌尿器科でもいいですがED専門外来もおすすめです。
さまざまな要因を踏まえたうえでEDを診断・診察してもらえますよ。
夫婦でカウンセリングを受ける
夫婦でカウンセリングを受けることもおすすめします。
セックスレスはどちらかひとりだけの問題ではなく、夫婦2人の問題です。
2人でセックスレス解消に向き合うことで、より確実に最短でセックスレスを解消できるかもしれません。
セックスレスのカウンセリングでは、心理的な面と性機能の面の両方からセックスレスの原因を探っていきます。
しっかりと段階を踏んでセックスレスに向き合うので、その場限りではない効果が得られるのが特徴です。
まだあまり一般的ではないため、セックスレスのカウンセリングに躊躇う人もいるかもしれません。
ですが徐々に知名度と利用する人は増えてきているため、足を運んでみてください。
気になる人は「セックスセラピー」で調べてみると、地域でカウンセリングが受けられるところが出てきますよ。
セックスレスによる離婚を回避した体験談
世の中には、セックスレスによって離婚の危機を迎えたものの、無事回避した夫婦がいます。
そんなリアルな体験談を順にご紹介していきます。
お互いどう思っているのか話し合い、少し距離を置くことにしました。
一緒にいる時間が減ったことで冷静になったと思います。
実際、一緒にいる夜はドキドキするようになりました。
「セックスしなきゃ」という気持ちがなくなり、自然とお互いが求め合えたのが嬉しかったです。
その後もセックスレスは解消していたので、話し合ってよかったと思います。
あえて距離を置くことでセックスレスを解消した体験談です。
セックスレスで気持ちが離れがちなときに距離を置くのは、勇気がいりますよね。
ですが思い切って離れることで、お互いを貴重な存在に感じるようになるのです。
人は失って初めて存在の大切さに気づくといいますが、その心理を上手に利用した方法かもしれません。
お互い在宅ワークなどパートナーと一緒にいる時間が多い人は、一度試してみることをおすすめします。
EDに悩んでいたことを話すことにしました。
全てを打ち明ける時は覚悟がいりましたが、妻も受け入れてくれてたので安心しました。
妻から挿入だけにこだわる必要はないと言われ、スキンシップや愛撫を楽しむようになったのですが、満たされる気持ちが湧いてきました。
あのまま何も話さなかったら、私たちの関係は壊れていたかもしれません。
今はすごく良い感じの関係になっています。
自身の悩みをパートナーに打ち明けたことで、2人の関係を良くした体験談です。
EDはとてもデリケートな悩みで、たとえ夫婦であってもなかなか相手に言いにくいですよね。
ただ、勇気を出して打ち明けた結果、より2人の絆が強くなっています。
妻からすると「セックスレスの原因は自分にあるかも」と悩むよりは、EDであっても悩みを打ち明けられるほうが気持ちも楽はなずです。
夫婦間のセックスで大切なのは、やはりお互いを想い合う気持ちなのでしょう。
相手への愛情さえ持っていれば、セックスの内容は関係ないのかもしれませんね。
まとめ
セックスレスの離婚率はどのくらいなのか、割合と解決策をまとめました。
夫婦の性の不一致による離婚の割合は、約25%です。
思ったより多く、セックスレスがちゃんと離婚の原因になっていることが分かります。
ただ、セックスレスになったからといって必ず離婚につながるわけではありません。
お互いに本音で話し合い、日々のささいなコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。
セックスレスによる離婚を回避した人の体験談もぜひ参考にして、自分たちなりの解決策を見つけてください。